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チャーリーマンガーの「勉強さえしていれば働かなくてもよい」という言葉を信じて日々精進しています。

長期保有すると優待のグレードがアップする保有銘柄3選 利回りアップ

株主優待の中には同じ株数でも
長期で保有すると内容がグレードアップする
長期保有制度というのがあります。


100株保有でも貰える優待銘柄も多いため
投資額も少額で済んで
長期で保有するだけで
比較的高い利回りを実現できます。


最近だと長期保有制度の力と
株価の下落により
配当と優待を合わせた総合利回りが
4%以上になる銘柄も多く見られます。


総合利回り4%以上の銘柄を探してみる

全銘柄版株主優待完全カタログ


しかし株価が下落するということは
何かしら原因があり
その原因が、いざ顕在化すると
優待廃止なんてことにもありえます。


なので優待銘柄を買うときは
極力そのようなリスクが少ない銘柄を買わないと
ただの高い買い物になってしまいます。


今回は私も保有する銘柄で
これからも優待を維持していける、
尚且つ長期保有制度がある
安定している銘柄3つを紹介したいと思います。


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優待銘柄3選

リコーリース(8566)


まずはリース系事業を展開するリコーリースです。


【特色】

リコー系。中小企業が顧客基盤。
集金代行や融資など強化。
20年みずほリースと資本業務提携している。


リコーリースは優待だけではなく
配当の推移もすばらしい企業です。


1996年の上場以来
25期連続増配を継続中である連続増配銘柄です。

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過去にはリーマンショックを始め
何回も暴落があったにも関わらず
連続増配をしているということは
配当の安定性の面で見てもかなり安心できます。


配当の根源であるEPS(1株益)も順調に伸びており
見せかけや、無理をしてでの増配ではなく
これからも増配基調であると予想できます。


そしてこの上更に優待があります。


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※リコーリースHPより


優待は100株保有
1年未満の株主には3000円相当
1年以上3年未満継続保有の株主には4,000円相当
3年以上継続保有の株主には5,000円相当


リコーリースの長期優待制度は素晴らしく
3000円のクオカードでも利回りが高くなるのに
その上更に長期だと利回りが高くなります。


現在の株価は約2900円です。

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3月にコロナの影響で見事に下げていますが
それと同時に利回りも高くなっています。


現在の株価をキリのいい2900円として
配当、優待を合わせた総合利回りを計算してみます。


総合利回りの計算式

(配当×税金20%)+優待金額=総合利回り(%)


配当も税引き後で実質利回りでの計算
これに当てはめて計算してみます。


1年未満    →約3.6%
1年以上3年未満 →約4%
3年以上    →約4.3%


3年以上の総合利回りは何と4.3%となり
100株保有のみでもかなり高利回りになります。


優待の利回りもすごいですが
やはり連続増配銘柄という点も大きいです。


増配を甘味すると
この利回りも更に年々高くなってくので
長期で保有すればするほど
利回りは高くなります。


このような銘柄を安くなったら仕込み
長期で保有したいですね。




立花エレテック(8159)


次は技術商社の立花エレテックという企業です。


【特色】

電機、電子商社。三菱電機のFAシステム、
ルネサスエレクトロニクス半導体バイスが主。




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優待は2000円のクオカードです。


3年以上継続保有の場合
100株以上1,000株未満の株主には1,000円相当
1,000株以上には2,000円相当を追加


100株保有でも2000円のクオカードが貰える
何とも太っ腹な企業です。


この上更に3年以上保有すると
3000円にグレードアップします。


先程と同じように
総合利回りで計算してみます。


株価はキリのいい1700円で計算します。


※3年未満保有

100株以上 →約3.1%
1000株以上 →約2.1%


100株保有なら
3年未満でも3%以上の総合利回りなので
悪くはないでしょう。


1000株保有の場合は2.1%となっており
少し物足りない利回りです。


今度は3年以上保有の利回りを見てみます。
 

※3年以上保有

100株以上→約3.6%
1000株以上→約2.2%


100株保有の総合利回りは約3.6%になり
やはり長期保有制度の恩恵を受けれます。


1000株の場合は
2000円のクオカードが追加になり
年間で5000円貰えることになり多く見えますが
実質利回りは低くなってしまいます。


私も100株投資に留めています。



100株だけなら
約17万円の投資で済むので
優待目的に保有するならアリです。

カーリットホールディングス(4275)


3つ目は化薬、化学品を扱う
カーリットHDという企業です。


【特色】

化学品、ボトリング、産業用部材事業等を行う子会社等の経営管理
およびそれに附帯または関連する業務
発炎筒や塩素酸ソーダ高シェア。
伊藤園等の飲料充填業務も。


カーリットHDを買ったのは
冒頭でも述べたように
少額の投資で買えるからです。


今の株価を見ても
約5万円で買えてしまいます。


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もちろん安いという理由だけではありません。


ここは売上、利益が少しずつではありますが
年々増えていっていますし
財務も盤石となっています。


有利子負債は低く自己資本比率も53.6%も高い、
時価総額132億円に対して46億と高く
キャッシュリッチであり、かなり割安な状態です。


優待銘柄を買うときは
ただ少額で買えるだけではなく
このように財務が盤石かどうか見ておかないと
優待廃止のリスクに晒されることになります。


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優待内容はギフトカードが貰えて
保有する株数によって内容が変わります。


※3年未満保有
100株以上→500円ギフトカード
500株以上→1000円ギフトカード
1000株以上→1500円ギフトカード


※3年以上保有

100株以上→1500円ギフトカード
500株以上→2000円ギフトカード
1000株以上→2500円ギフトカード


いずれも3年以上継続保有すると
+1000円増しになります。


ここも総合利回りの計算をしてみます。


まずは3年未満の計算をしてみます。


株価は500円で計算しています。


※3年未満

100株保有→約2.9%
500株保有→約2.3%
1000株保有→約2.2%


やはりここも100株保有が一番利回りが高いです。


立花エレテック同様に
少額で投資した方が利回りは良くなり
資金を多く使えば高くなるわけではないので
注意が必要です。


しかし利回りは3%を切っているので
やや見劣りする感じです。


次に3年以上保有した時の
総合利回りの計算をしてみます。


※3年以上

100株保有→約4.9%
500株保有→約2.8%
1000株保有→約2.4%


100株3年以上保有したときの
総合利回りはかなり高くなっており
何と5%近くあり
すごい利回りになっています。


財務も安定しており
総合利回りもこれだけ高くて
少額投資で済む銘柄は
即買いしていきたいです。


実は100株のみ投資が一番利回りがいい


注意したいのが
株数を増やしたからといって
利回りが上がるわけではないという点です。


たしかに貰える優待の額は増えます。


しかし、100株のみの投資に比べると
それ以上に保有しても
総合利回りは低くなっています。


3つの銘柄を紹介しましたが
実際2つの銘柄が100株投資が
一番利回りが高かった結果になっています。


このように株数を増やすと
貰える優待の額は増えますが
投資額に対して比例して
利回りも上がっていくわけではないのです。


保有数によって内容が変わる優待は多々ありますが
紹介した銘柄の優待のように
実は100株保有
1番利回りが高くなるケースが多いです。


なので、その場合は無理せず
100株のみの保有に留めておいた方がいいと思います。


もし株数によって優待内容が
グレードアップする銘柄があっても
このように利回りを計算してみて
判断してみてください。


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その際は今回のように
長期保有制度を含めた計算をすると
通常時は利回りは低めだけど
長期で見ると利回りが高いと分かるケースもあります。


私の中では長期保有しても
総合利回りが3%以下というのは
正直言って優待銘柄としては対象外です。


逆に3%を下回っていても
長期保有によりそれを超えるなら
保有を検討します。


自分の中で目安を決めて投資をすると
リターンも計算しやすいので
長期保有制度のある銘柄を
総合利回りで計算する方法はお勧めです。


銘柄選びの参考にしてみてください。


優待銘柄を探すにはこちらから





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ちーず社長と申します。
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